三保の森クリニックブログ記事

針の太さ


今回は透析の針が太い理由について

 

透析に用いる針

 血液透析(HD)では体の老廃物や水分を取り除くために、1分間に150~300mLの血液を透析装置に通しています。このような速さで血液を流すには、血管も針も太い必要があります。細いストローより太いストローのほうが吸いやすいように、流れやすくするには太い針を使う必要があります。

 

ハーゲン・ポアズイユの法則

 血液の流れやすさは「ハーゲン・ポアズイユの法則」で説明できます。これは管(針)の中を流れる流体(血液)の量を表す法則で、以下の式のように示されます。

・流量は半径の4乗に比例する→針が太いほど血流は流れやすい

・流量は長さに反比例する→針が長いほど抵抗が増え、短い針のほうが血流は流れやすい

・粘性率に反比例する→血液がドロドロしていると流れにくい

透析用針の特徴

 針の太さはG(ゲージ)で表されます。カニューレ針は外径14Gから17Gまであり、14Gは直径2.1mmと太く、一番細い17Gでも1.4mmあります。針の太さはシャント血管の太さや血流量、皮膚の状態、止血の状況などを加味して選択します。

 穿刺針は、針の太さごとに色分けされており、その色分けは国際標準化機構規格(ISO規格)で統一されています。

太さ(G)

17

16

15

14

直径(mm)

1.4

1.6

1.8

2.1

カラーコード

レッドバイオレット

ホワイト

ブルーグレー

ペールグリーン

 

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